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枯国この後の話という名の備忘録ver1.5今年は全くブログ更新してなくないですか?
なんてことも特に突っ込まれることもない程度には見られることもなく毎度自由に語り散らしている辺境へいらっしゃいませ。カザミヒナタと申します。
本当に何も書いていなかったわけではないわけで、ひっそりとしたためていた下書きをいつの間にかスッ…とUPしていく年末の季節です。
さて、そんな今年最も頑張った自創作漫画『枯国のブルージィノイズ』につきまして、
アルファポリス公開分、冊子頒布分それぞれで読んでいただいている方がいらっしゃる現実に日々感謝に震えているところです。
感想やコメントなどでちらほらっと「続きがみたい」と言ってもらえて調子にのって記事をこさえてみてみています。
で、肝心のそのお答えについてですが、
結論から申し上げますと続き?というか本編になりそうな構想はあるけど描きません。
か…描けません…!というのが本当のところ。
理由は簡単に言えば描きたいことがありすぎて描いてる時間と体力がないからです 笑この『枯国のブルージィノイズ』、読切のつもりで描いてたけど根底から世界設定してると本当に色々なものが下りてきて、実は水面下では思った以上にでかい話になっているという…。今現在のところ長編ファンタジーのイリアーズもやってる手前、どう考えても物理的に時間も体力も足りない現状だったりします…並行でできる気概があればやりたいぜ…
というわけで、多分出す機会もそうないので
枯国の今現在の構想の一部をぺろっと箇条書きにしてみました。
■非常警戒地域『第六号区画』■ヤマト・イクミチの思惑■『名技』<雄牙><衛凪><矢纏>■カグネの武者修行■イサナギ特派部隊最強の称号【破天】■"夜を終わらせる者"サハラ■【霊峰・タカオ】と「ミホトギ家」の"柱" エナの姉、母■『キリサト』の"呪い"と【器】■『霧里』が隠し続けていた枯国・二ホンの真実■すべての根源【霊峰・フジ】と【神域・ニシノシマ】■カグネが覚えていてほしかった"名前"
ぼんやりざっくり。そしてここまで構想しつつ、詳細とか間の繋ぎなどが定まってないので描けません 笑
主軸となりそうな話の構想だけでこれだけあるので全部描いたら何年かかることやら…
ラストシーンも決まってるんですけどね。今のところは空を見上げるエナです。どうしてそうなったかは最後まで描かないとわかりません。(ンッ)
ついでに冊子版に収録したかったけど間に合わなかったページを供養します。
とりあえずこういう役者がいますよページでした。
他にもエナの親友の女の子とかキリサト家の人とか色々いたり。
実際のところ今割とキャラクターがしっかりしてるのはヤマトだけですね。
ユウガやエナと同列の立場でカグネと近い位置にいるキャラなので、
主要3人トリオによくよく関わってくるため物語でも多分キーマンになります。
年のころは多分カグネ達の1個か2個上です。顔が大人びちゃったんだけどお兄さんってよりは横の立ち位置。ユウガやエナの事も名前で呼んでます。
「イクミチ家」の話は冊子版の備忘録でちょっとしたんですけどこの人がその人。
ちなみに備忘録ver0.5からver1.0の時に直そうと思ってたイクミチ家の設定を直し損ねたので現状のアップグレード設定をここに書いちゃっていいですか…(記事が長ぇよ)
【イクミチ家(行儒家)】御三家のひとつ。歴史の裏舞台で長く静かに元来より首都を根城に血をつないできた一族。『瓦礫人形』発生当初にいち早くから首都防衛に努めており、地方からやってきて「イサナギ」を仕切るアマガミ家に対して反骨精神を持っている。密やかに総統の座を狙っているのは公然の秘密。
なんだかやらかしてくれそうな気配満載なお家になりました。
あくまで「家」の設定なのでどうキャラクターに影響するかは…一概には…ね…。
ただしヤマトがくえない人間であるということは間違いないですね 笑
他の人たちはまだ名前も決まってないしキャラデザも仮の仮の仮(つまり何も決まってない)です。決まってないけどカグネたちとの絡み方は決まってるという役者。
枯国のキャラは名前をつける時に、ゆくゆく技の名前に反映させていくルールがあるので慎重だったりもします。
キャラデザは…ぼんやりイメージなので…キャラデザの引き出しが欲しい…切実に…
ユウガ妹は多分これで確定かなと。当初からショートカット女子のイメージだったので。変わるとしたら隊服かな~。
兄上を心の底から尊敬してる真面目女子。兄のことになるとよく感情的になります。
不器用兄を支えてくれる忠誠心の高い妹ちゃんですね。不器用なところ含めて兄を信望してます。
現状水属性の使い手なのですが、それがコンプレックスだったり。まだ仮設定。
『ダックス』の先輩たちは多分ギャグ枠(!)和ませ枠(?)結構カグネにつっかかってくれるので貴重な盛り上げ枠(これだ)。ちゃんと仕事はできる先輩たちですよ!笑
ちなみに読切枯国にもなんとか絡ませたくて名前だけ登場してます。(探してみてね!)
『ダックス』絡みの話はまた別でもできたらいいな。
偉い人はなんか偉い人。(?)
ちゃんと動かして描いたらそこそこ変態くさい人になると思います。
隙さえあればカグネを勧誘しに来る権力者。
おじさんキャラデザインの引き出しがびっくりするくらいないばかりになんかこの人実はサハラの血縁なんじゃと思い始めてきた(今)
掘り下げてくと結構サハラ周りで動いてる事が多い枯国。
カグネの保護者はやることが多いです。
とまぁここまで色々と書きましたが、
「続きみたいです!」って声は本当にとっても嬉しくて、いやまぁ読切の中にちょくちょくフラグを立ててきたのは私自身なんですけど(読切ってとりあえずフラグだけ立てたくならない???)作品に興味持ってもらえて本当に感謝だなという感じです。
大筋本編についてはこういったエピソードやキャラクターから色んなご想像をいただき、
今後「枯国のブルージィノイズ」のカザミヒナタ的創作の形としては
本編全ては描かないですが、描き起こしたいシーンだけ抜粋して漫画を描いてみたり、
本編じゃないところの番外編なんかを描いてみたりみたいな感じで
ちょこちょこやっていければいいなぁと思ってます。
創作無限大ですね。 -
考えすぎ症候群Twitterですら脳内で呟いて終わるみたいなことも間々あるのでたまには頭の整理を兼ねて記事をしたためてみようかと。
先日ようやく読切漫画『枯国のブルージィノイズ』が完成・公開にいたりました!
https://www.alphapolis.co.jp/manga/708658053/189546312
やったー!終わったー!描き切ったー!
当初の予定より遅れてしまいましたがなんとか全68Pを完走しました。
去年末に何も考えず手癖で描いたこの1枚、全く新しい創作にするわけでもなく、特に設定もなく、話を作ったわけでもなく、このキャラのキャラクター性すら固まらなかったのに、今年の春先、ふと降りてきた『ライバルキャラ』の存在がこの物語をひとつの作品に変えました。
んで、作品化にあたりなかなか大変だったのが舞台設定。
もともとビル群とかで戦ってく部隊ものみたいなイメージで隊服を着せてたのもあって舞台は現代に近いところっていうところは決めていて、派手な戦闘をしても一般人に影響がない環境ってどんなだろうな~と思ってぼんやり掴んだのは『荒廃都市』と『結界』。
物語の舞台を現代日本にしたら世界設定(文化レベルとか)そんなに考えなくていいじゃん~って思ってたのに、考え始めたらまぁ出るわ出るわ埋めないといけないベース設定(笑)
そんなわけで何をどう考えて今の舞台設定になったか~っていう話なんですけど、
正直出来上がった作品にはミリも関係ないところまで深掘りしまくってて、振り返ってみたらなんでこんなことまで…っていうことを考えていたりしました。
日本の結界って山手線とかにあるやつだよな~どんな意味だろ~
地脈って単語かっこいいなふんふん埋立地の下には地脈が通らないのかーへえー国土の2/3が埋立地ってディストピア感あっていいな・・・敵が土人形だしちょうどいいや土に関連してる話かぁ埋立地ってことは自然環境が足りないってことだよね人工的に発展した町が廃墟になっていく…自然が少ないってことは木とかがない森林が少ないと環境的にどんな問題が出てくるんだろ?地球温暖化だけどそういえば何で温暖化ってするの?
ふんふん光合成ができなくなって二酸化炭素量が増えるからかーってことは人工的に光合成できるように考える人たちもきっといたよね…「人工光合成装置の実験場」とかユウガに言わせたらかっこいいなえっうわマジで存在するのか、あるんだ人工光合成装置(しかも2021年の直近)そういえば自然環境が破壊されてて温暖化に向かってるならこの舞台の日本って暑いのでは??カグネたちめっちゃ着込んでるが??寒冷化したりしないのかなあ、温暖化しすぎて寒冷化説とかあるんだよしよしーみたいなことを6月中ずっと考えてました。笑。ここまでやらなくてもいいけど地盤をはっきりさせないと描けない性分だから仕方ない・・・・
ほんと考えすぎて何でこんなことまで…!?となったりしたけどそこは生み出したばかりの世界の肉付けの創作ハイというか…。
それにしても地球温暖化て 笑
しかし色々調べる過程で100年後の世界とかの記事見て結構面白かったです
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00085/112600005/
で、9月のティアで配布した設定備忘録ver0.5(冊子版にもつけるけど)にも記載をしましたが、
本編もやっと公開できたので採用された舞台の話をちょこっと(さんざん喋って今から)
今回の舞台は西東京のあたりになります。これまで自創作で現代日本風のファンタジーを描いてても明確な土地は決めてなかったんですけど(そもそも日本か?ってところからぼかしてるので)今回は読んで字の通り「土地」が深く関係してくることになったのでちまちまその周辺の土地を調べたりしてみました。
自分が住んでる土地を舞台にしてるお話しってちょっと憧れがあって、イメージのリアリティが増すというか。
いや西東京には住んでないんですけど。でも取材に行けるんですよ。舞台みれる。すごい。わくわくするね!
ちなみに特に狙って設定した訳ではなく突き詰めて言ったら西東京あたりになったってだけの話です。
そんな訳で実際6月中に府中の方へ足を運んで取材みたいなこともしてみました。
ほんとは高尾山と八王子まで行きたかったけどそこまでは時間がとれず無念。”イサナギ”西方支部のモデルになった神社はすごくイメージ作りに役立ちました。
らくがきで描いたカグネとエナ。
これの背景はそこの神社で撮影した写真を使ってます。
キャラクターが過ごす場所を可視化できるのは楽しい。まぁ作品自体は現代日本というより近未来ディストピアNIPPONみたいな感じなので、
単に自分の中のイメージ作りの枠は出ませんけども。でも大事なことだなって。
おかげ様で見たかったものも見れて、6月頭にイリアーズ2話の仕上げをしつつ↑も踏まえてプロット練り始めて、ネーム兼下絵が7月末までに終わればなんとか9月のイベントに間に合うかな~という感じでざくざくまとめていきました。これやってなかったら枯国描けてないっていうのが不思議ですね。
40P程度の読切にまとめるつもりがまとめる能力が足りな過ぎて増ページしてしまったので当初の予定から大遅刻の完成になっちゃいましたけどね・・・・!
最終的に完成したものには全く見えてこない部分だけど、
頭の整理整頓を兼ねたところがあるけど、まぁでも地固めあっての今回の作品ということでした。
さて、無事作品も公開できたのでそろそろ出張漫画編集部で勉強させていただいたことも記事に…して…いきたいな…いきたい…(いつ?)
ここからはちょっとおまけ。(いつもの~~!)(※長い追記)
私が自分でBPの世界設定をザルというのはこういうことで、BPは描いた部分がすごく狭い範囲で起こる話だったので、そこまで細かい舞台設定を考えてないんですよね。なんとな~くドイツっぽい街並みの国だかの中で起こってること、くらい。なので「地」「空」「海」と定めてる割にPOLICEの組織体制とか国境とか大陸とかその辺全然決まってません。(逆に世界全体の事を考えたらまたどえらい話になっていくでしょう)
対してイリアーズについては言ってみれば枯国より根深い舞台設定が山ほど…あって…
こっちについては本当に考えすぎてしまって長編モノとはいえこれ全部回収するわけには…と何をどう生かして何をしまうかの取捨択一の日々です。
あとこれはこの記事をみたヒトだけのネタバレボーナスなのですがBPとイリアーズの世界は繋がってます。繋がってるんだけど繋がってない、同じところにあって異なる世界として存在しているようなところ(宗教みたいなこと言いだしたぞ)ので、おおむねの文化レベルは近いところにありますが、BPは一個の独立した世界でもあるので少しだけ発展の仕方が違うかな。イリアーズのこともまだ何も明かされてない段階でここちょっと説明するの難しいんだけどイリアーズを最後まで描ければ明かされます。「世界」を統べる「キング」が「神」ではなく「キング」である意味とか。「キング」がすべる「世界」の意味とか。
そういうところまでちゃんと語れるようになりたいのでイリアーズ頑張って描いてかないとな~~!! -
創作世界の「身体能力」のはなし。雑記です、雑記!相変わらずものすごい長い壁打ち雑記!
頭の整理を兼ねて。
最近考えすぎてるなーと思いつつ、考えちゃうもんは仕方ないっていう話なんですけど。アニメ、漫画、小説、映画、なんでも、戦うお話で必ず出てくる
「現実の人間にはありえない身体能力」というやつ。シュッとジャンプしてスタっと降りる。かっこいいですね。小さい頃は憧れて良く真似してましたよねーー。さすがにジャンプは無理だと悟るのは早かったんですが、飛び降りてスタっと着地するのは割とよくやってて、幼き日は押入れの2段目から飛び降り、
成長してみたら土手のちょっと高いとこから飛び降り、学校の階段の中段くらいからまでだったら怪我せずに着地できるわーと実証済みだったりしました。踊り場からはさすがに無理だったな。距離もあったし。とはいえ無事なだけでスタっとスマートには着地できる訳がないし、ドスンッとなってものすごい足に負担かかるから良い子は真似しないでね!!健康丈夫に産んで育ててくれた母に感謝だね。家の屋根に座ってて怒られたり2階のベランダから柱伝って下りたり登ったりしてたね。どんだけやんちゃ女児だったんだよ。周りにちょうどいい木がなかったから木登りはあんまりしたことないんだけど山とかに住んでたらそこそこ野生に育ってかもしれません。ちなみに今は階段の2段飛ばし降りで恐怖だし2階から飛び降りたら足折れますね。確実に。なんの話してたんでしたっけ。ファンタジー設定の世界って、結構ぴょんぴょん飛ぶのが当たり前、
すたっと高いところからかっこよく着地する、体操選手みたいなキャラクターがたくさんいるけど、みんな一体どういう”理由”や原理でそうなってるのかな?と。人間なんですよね、あなた??と。
※先に言っておくと世の中すべての作品のキャラクターをそんな風にみているわけではなく、自分がキャラクター設定を考えたときに「そういえば何でこいつは人間なのにこんな能力が??」って気になっちゃっただけの話です。
そこまで考えてねーよ、って方が多分気軽なんだけど考えはじめちゃうと仕方ないよね。
それが人外だったり「戦闘民族」なんて言われたらなんとなく納得するかも。って思って改めて色んな作品みてみると、意外とちゃんと力を使えるのは理由があったりするんだなと。ファンタジー世界であれば”魔法”の力がかかってる、世界自体に特殊なエネルギーがある、”そういう人種”がいる、とか。これが地球や日本が舞台の作品だと、天変地異や”ある時”特殊変異の人種が生まれる、などで得る異能。
よくよく考えてみればセーラー戦士だって変身しないとただの女の子だから身体能力が上がることもないんだよね。
そういう"異種的要因"からの"特殊能力付与"。(その点きめつなんかは「呼吸で身体が活性化する」っていうそれっぽい理由もあって、「技」の水や炎も"そういう風に見える"っていう誇張描写ときいたので、上手だなぁと思いました。人間離れしてるのは間違いないけど)
改めてちゃんとひも解いてくと「この人たちただ単にシュッパッて動いてるんじゃないんだなぁ」というのがわかっていくという。
さてここから私の創作の話。
実のところBPはそこんとこなかなか気を使ってはいるので、ファンタジー世界でありながら特定の人間以外の身体能力は普通の人間と同じです。
普通の人はバルトやリルみたいに特殊な力を持ってないし、
統治頭たちも基本はただの人。何か魔法を使えたりなどはしないのです。
(そもそもBPの世界は「魔法」という概念を置いていない)
本当は「RegretDiceⅡ」ではリグレット組(ビルバート、ネイヤ、フィナ)にも建物の屋上から華麗に飛び降りたりぴょんぴょん屋根を跳ねてほしかったんだけど、「できる理由」がなかった。
ので、ここのフィナは地味にちゃんと屋内の階段を下りてきているのでした。(一応、数ページ前からフィナはビルたちのそばから消えてるんですよね)このあとビルバートとネイヤは屋根の上から逃走するわけですが、屋根を(跳ばずに)走るくらいだったらただの人間でもなんとかなるだろうと妥協してます。
ちなみにバルトとリルについてはもう完全に「特殊能力もった人間」なので、各々の力を駆使して割と自由に動きます。
バルトは特に闇を自在に操れるので踏み台とかにガンガン使う。リルの場合は根本的に光との相性が良くないのもあって、バルトと一緒に屋根を渡るくらいだったらコントロールできるけどバルトほど自由はきかない。ただし身体の使い方の上手さが異常なので旨く組合わせて使ってるかなという感じ。あ、でも空は飛べません。飛び降りることはできます(これはフラグかもしれない)
シャドウはキングにもうされるがままなので何でもありです(笑)キングの力を得ないシャドウはLegacy of~で本人が語った通りほんとにもう「ただの人間」です。それはバルトもリルも同じなんだけどね。魔力や力の使い方はイリアーズの世界でも非常にキーになってきたりします。
2話である程度のお話をするのですが、イリアーズの世界は基本的に「誰でも【魔力】を持っている」世界です。
ただそこには制限があって、火を出したり水を出したりとか言う見栄えのいい【魔法】は使えなくて、体内にある【魔力】も誰でも使えるものではなく、鍛えようと考えなければ使われずに一生を終えたりします。そういう一般の人が大半。
それを"鍛えた"人が戦う力を持っているし、主な魔力の使い方は「身体強化」なので、冒頭で申し上げた「ピョンスタッ」戦闘が可能になるわけです。(呼び方)
平たく言えば筋肉と一緒です。みんな持ってるけど鍛えないと真の能力は発揮されない。
しかしそこに登場する「魔法具」という存在が人々の生活を変えて、
特に特別に鍛えることなく、魔法具の補助で【魔法】を気軽に使える世の中になります。
「魔法具」については1話時点でラクトが何かしら思うところがあるような感じで描いてるので、そのあたりを取り巻く事情がラクトの山場になっていきます。
ちなみにあの世界においてナヅキは"特別"。
身体能力や戦闘能力についてはルール完全無視な異端の存在。
"破壊者"という存在であるがゆえの色々な"特別"なのですが、
その理由はのちのち明かされるので、今はまだ謎な存在としてとらえてもらえれば!
そんな感じでつけてしまった「制限」のおかげでイリアーズについては自由なファンタジーのくせに細かいところで色々考えることがあって(その行動成立する!?とか)実は結構裏で大変なんですっていう 笑
そんなこと読んでる側は気にしないし、気にしなくていいんですけど、自分が筋通ってないのが嫌なので悩み悩んで頑張っていきます 笑
いつか壮大な伏線回収につながっていく...はず(いつ?)
色々な物事には根本的なところでちゃんと理由をつけておいた方が、
自分の中でぶれが少なくなるからいいな、って話。
同時に考えすぎて頭痛くなるけどね!! -
2020
2020年っていう数字的になんか区切りのいい年が、
なんにも成してないのに終わってしまうなぁなんて考えながら、振り返ってみれば意外とやったことはあったんじゃないかってポジティブな年末の締めの日です。
本当に大変な年で、未だにまだまだ普通の生活には戻れないような日々が続いていて、不安定なこともたくさんあるけど、こうして元気に年を越せることをありがたいと思ってたらいいんだろうなぁと。
さてはて、今年はとりあえず「BP」が一区切りになったことが個人的には大きな年でした!
数ある創作世界を形にできなかったことが課題だった私にとって、こうしてひとつの作品が終幕を迎えたのはすごいことです。(まぁまだ描く気も残ってますがw)
2018年に初めての『一次創作本』を出すにあたり、形にすることを決めたBP。
まるまる2年かかっちゃいましたね~。BPで2年て…作品を形にするって大変なんだなって…すごくよくわかりました…w
というか「RegretDiceⅡ」に半年もかけたのは想定外で(笑)、私の中では2月には終わってたはずで、春にはもうイリアーズの2話を描いてたはずなんですよ!!
いや全く終わらなかったですね。誰ですか70Pも漫画描こうなんていったの。
(誰も言ってなくてただただまとめる力がなかっただけですハイ!!)
いや~~約半年、本が出たのは5月なんですが一応12月から描き始めてはいたので半年。
正直結構きつかったです。ずーっと。
RegretDiceもバルトを深堀りしてくうえばなかなか暗い話だったんで、没入型の自分はも~~~メンタルやられっぱなしでw(描いても描いても終わらない物理的なメンタルのきつさもめっちゃあった 笑)
こういう↑本来バルトやリルにさせたかった顔をイラストで描けなくなってたのでしんどかったですね。
Extra(番外編)「Spicy Holiday!」を描けたことで少しずつ明るい雰囲気を取り戻してって、年の終わりにこうして描きたかった形のイラストが描けたのはとても嬉しいです。
本編は一区切りしてるけど単話構成のBPはまだまだ世界が続いてて、いつか描く機会もあるかもしれない別の話なんかのことを考える時、彼らはこういう表情で生き生きとお仕事してます。
そんな別動隊も、お目見えできる日があるといいなあなんて思います。
そうそう、BPといえば先日11月のコミティア・エアコミティアにて1冊目「BP」2冊目「Legacy of Kings」の在庫がなくなりました!本当にありがとうございます!
もともとそんなに部数を刷ってなかったとはいえ、1回のイベントで数冊出ればまし、10冊出れば万々歳な一次創作の世界で自分の本を売り切れたことはとても感慨深かったです。
拙い作品でも手にとっていただいたり、ましてや感想をいただいたりできるなんて本当に本当に…ありがたみしかないです…感謝の舞。神棚にお祀りしたい。
おかげさまでキャラクターの認知度も少しは上がっていて、名前を呼んでもらえる機会だったり、それ以上にキャラクターの性格やバックボーンまで把握して語ってくださる方もいらっしゃって嬉しい限りです。ほんとすごいことだと思ってる。
BPという作品に出会ってくださってありがとうございました。
全てWebで公開してる作品ではありますがBPはそのうち総集編をまとめます。
理由は私が欲しいから(笑)単純明快!
↑の描き納めイラストなんですが、正直描きたかったバルトとリルの姿というか関係性ばっちしで、これ総集編の表紙でいいのでは?と思いつつ、まだRegretの在庫もあるのでBPの総集編が出るのは1年後くらいかなーと考えてます。
私のことなので多分描き下ろしを入れたくなるのできっともう少しかかるかな…
わぁすごい私BPの話しかしてない 笑
今年の計画では今年はすでにイリアーズの年になってるはずだったんだけどなぁ…
そう思って、去年の描き納めもBPだったはずなんだけどなぁ…笑
まぁでも、とりあえずイリアーズもEp0は描けて、形にもできたので、来年こそはしっかりやってきますよ!!
2020年はコロナ渦でイベントも相次いで縮小、延期、中止。
雀の涙ほどの支援でも何かしたくて本を作ったり投資したりしてきました。
これまでの自分を形どってきたものを支えたいと感じたのと同時に、何を助けたいのか、何を支援したいのかって思えたことで、自分の人生にとって何が大事だったのかを気付かされる年でもありました。
やっぱり本を作るのが好きです。
原稿は本当に大変だけど、本を手に取った時の感動と、読み返した時の自分の作ったものを形として残せた実感が好きです。
描きたいものはたくさんあって、それをアウトプットできる体力と精神力と技術と、全部全部足りなくて、何度も筆を折りそうになるけど、やっぱり形にしたい。
残された時間は決して多くはないから、無駄にできないってわかってても描けない時がある。勿体ない。
マイペースで描きたい姿勢は崩さず、勿体ない時間を少しでも減らせたらいいな。
これは来年の抱負かなぁ。
毎回ブログをこうして長々と書くんだけど、結局最後は何が話したかったかよくわからないで終わるんですね 笑
2020年お疲れさまでした。ヤフブロ全盛期には及ばなくともすごく創作がんばった年だったな。
来年もよろしくお願いします!
---追記-----------------------------------------
描き納めイラストの話。
どこに書くかまよって追記にしました 笑
闇の中に光を持つバルトと、光の中で闇を抱えたリル
この関係性をずっと絵で表現したかったのが、ようやく、形にできた!っていう図になります。
「闇」を持ちながら「光」を抱く存在であるバルト…<光の盾に守られる【闇】>
「光」を持ちながら「闇」に喰われることを望むリル…<闇の刃に狙われる【光】>
本当は2人の内面をさらす「RegretDiceⅡ」の時に表紙として描きたかったテーマだったんですが、あの時にはこれが描けなかったんですよね。
本編の内容に思考がひっぱられてイメージがうまくまとまらなかった。
『BP』としてやりのこした時のひとつだったので描き切れてよかった!本当に!よかったよーー!! -
人としての矜持(2)
※気まぐれに無一郎くんを描いたので画像をさしかえました(12/30)
結局原作読んでいって、21巻で「アッこの子好きだ…!!!」って頭抱えました。(好きだと気付いた瞬間がなんでそのタイミングなんですか?)(お察しください)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――・・・と思いのほか前回の煉獄さんの感想が長くなってしまったので記事をわけたいと思います 笑
創作の話なんですよ!一応!(そうか?)
劇場版鬼滅の刃と同時期に、私の人生の殿堂入り的作品「蒼穹のファフナー」最新作『TEHE BEYOND』の最新話の劇場先行公開がありまして、両方をみたうえで感じたことといいますが、そういう話をします。
※【ネタバレあり】相変わらずどちらの作品についてもネタバレ全開でしゃべりますので、これから見る予定で楽しみにしてる方などはご注意ください!
片やばりばりの少年漫画、方やSFロボットアニメ、一見共通点なんて何もないような2作品ですが、偶然にもどちらの作品にも敵から(ある意味で)よりよい未来のを拓くための道を示され、【人として生きる】ことを選択するというシーンがあったんですよね。
鬼滅については言うまでもなくあかざ(にわかなので漢字が変換できない)に、怪我をしてもすぐに直る、いくらでも戦い続けられる、生き続け強さを磨ける存在となるために「鬼になれ」と誘われ、
人として生きて死ぬことの誇りと素晴らしさを語った煉獄さんのこと。(めちゃめちゃ省略して書いたけどもっと良い事言ってました)
ファフナーの方は、敵であるフェストゥムと人間の融合体という「新人類」が誕生し、新しい人類が生き残るために古い島の人間たちは死んでくれと元人間だったマリスという青年がいうんですね。それは未来ある若い世代を生かすために、確かに今のファフナーにおける世界環境ではこの先の人類が生き残るためには最善の選択であるようにも思えるんですよね。ある意味で敵との調和をとれるという部分においても一理ある。
けれど司令官である真壁史彦はその提案を拒否して、あくまで「人間として」生きて戦うことをはっきりと伝え意思をつきつけました。それはこれまでその信念のもとに戦い散って行った生命の重さを背負っているから。
マリスの提案を受け入れ滅びの道を選ぶことは、「この混乱した世界において、古き良き文化を尊び、かつての『日本』の姿を世界で唯一守り続けていく島」を根源にこれまで繋いできた命をないがしろにすることになるから。(細かい話をすると島の若い世代はすでに遺伝子操作を受けて人工子宮で誕生してるので純人間とは言い難いのですが、マリスのいう新人類とはもう人ですらなくなってしまうので)
2つの作品の話を同じといっしょくたにしてしまうのは乱暴ですが、どちらも似たようなテーマではあります。身体を強化して生き続ける、「生きる」ことに貪欲であるはずの「人間」への甘い誘い。甘いというレベルではなくて、実際それは理に適っているともいえる、納得させられてしまう人間もいるであろう誘い。
けれど煉獄さんも史彦も、彼らがこだわるのは「人」として生き抜くことであり、「人」として死を迎えること。人であることに拘り、戦い、その信念を最期まで揺るがすことなく貫いて散っていく。
ファフナーも鬼滅もそうなんだけど、自分が大人になったこともあり?最近敵側の矜持に対して「あ~わかる、そういう考えもあるよねうんうん」みたいに納得しかけてしまうところが多々あり、それをはねのける主人公側の人間たちの精神はすごいなと思ってしまいました。どちら側の立場の話も、わかる、となる。
昔はどうしても「主人公側」の視点の印象が強い作品が多くて、そんな敵の言葉もあくまで【敵】の言葉なので「何言ってんだこいつ」となることが多々だったんですが、最近の作品は敵側のバックボーンも強く描かれることも多く、相互に感情移入ができるようになってきたなあと。今回の2作品については、あかざもマリスも「元々は人間だった」わけで、「人間としての生に絶望した」経験があったからこそ「人間として生きることの愚かさ」を語れるキャラクターだったことも大きいですよね。説得力がある。
ただしどちらも否定のキーは「犠牲」を伴っていること。「人の命」の重さと尊びを知って、大事にしている味方側は、やはりどうしても譲れない「人としての矜持」が強い軸としてあるからはねのけられる。すごいね。強い。テーマを貫ける作品の強さでもある。
またこれのすごいことは、この真反対に強い信念がぶつかり合う思考合戦が「作者」という一人の人間から生み出されてることなんですよね。作品に落とし込まれる思考は作者の視点や知識によって形成されるもので、キャラクターの発言全てが「作者自身の考え方」ではないとしても、多角的な思考と視点を持って否定と肯定を繰り返せるってことで、これって作品を作ってキャラクターや世界を動かすうえで当たり前のことではあるけど、それが他人(見る人)の心を揺さぶるほどの振り幅になるものっていうのがすごいところだなと思う。敵側に大きく引っ張られそうになった感情を主人公側がぐっと引き戻すことで作品のメリハリと揺さぶりが強くなる。それは作品の魅力になる。すごい。すごいなぁ。
もの作りをしてる人間として偉そうなことをいえるレベルではないんだけど、常にすごい作品のいいところを学びたい気持ちは持ち続けたいなという気持ち。それをどう還元できるかが自分の実力すわ。
はーーーー面白い作品を作れるようになりたいな!