BP-ビィ・ピィ-
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2020
2020年っていう数字的になんか区切りのいい年が、
なんにも成してないのに終わってしまうなぁなんて考えながら、振り返ってみれば意外とやったことはあったんじゃないかってポジティブな年末の締めの日です。
本当に大変な年で、未だにまだまだ普通の生活には戻れないような日々が続いていて、不安定なこともたくさんあるけど、こうして元気に年を越せることをありがたいと思ってたらいいんだろうなぁと。
さてはて、今年はとりあえず「BP」が一区切りになったことが個人的には大きな年でした!
数ある創作世界を形にできなかったことが課題だった私にとって、こうしてひとつの作品が終幕を迎えたのはすごいことです。(まぁまだ描く気も残ってますがw)
2018年に初めての『一次創作本』を出すにあたり、形にすることを決めたBP。
まるまる2年かかっちゃいましたね~。BPで2年て…作品を形にするって大変なんだなって…すごくよくわかりました…w
というか「RegretDiceⅡ」に半年もかけたのは想定外で(笑)、私の中では2月には終わってたはずで、春にはもうイリアーズの2話を描いてたはずなんですよ!!
いや全く終わらなかったですね。誰ですか70Pも漫画描こうなんていったの。
(誰も言ってなくてただただまとめる力がなかっただけですハイ!!)
いや~~約半年、本が出たのは5月なんですが一応12月から描き始めてはいたので半年。
正直結構きつかったです。ずーっと。
RegretDiceもバルトを深堀りしてくうえばなかなか暗い話だったんで、没入型の自分はも~~~メンタルやられっぱなしでw(描いても描いても終わらない物理的なメンタルのきつさもめっちゃあった 笑)
こういう↑本来バルトやリルにさせたかった顔をイラストで描けなくなってたのでしんどかったですね。
Extra(番外編)「Spicy Holiday!」を描けたことで少しずつ明るい雰囲気を取り戻してって、年の終わりにこうして描きたかった形のイラストが描けたのはとても嬉しいです。
本編は一区切りしてるけど単話構成のBPはまだまだ世界が続いてて、いつか描く機会もあるかもしれない別の話なんかのことを考える時、彼らはこういう表情で生き生きとお仕事してます。
そんな別動隊も、お目見えできる日があるといいなあなんて思います。
そうそう、BPといえば先日11月のコミティア・エアコミティアにて1冊目「BP」2冊目「Legacy of Kings」の在庫がなくなりました!本当にありがとうございます!
もともとそんなに部数を刷ってなかったとはいえ、1回のイベントで数冊出ればまし、10冊出れば万々歳な一次創作の世界で自分の本を売り切れたことはとても感慨深かったです。
拙い作品でも手にとっていただいたり、ましてや感想をいただいたりできるなんて本当に本当に…ありがたみしかないです…感謝の舞。神棚にお祀りしたい。
おかげさまでキャラクターの認知度も少しは上がっていて、名前を呼んでもらえる機会だったり、それ以上にキャラクターの性格やバックボーンまで把握して語ってくださる方もいらっしゃって嬉しい限りです。ほんとすごいことだと思ってる。
BPという作品に出会ってくださってありがとうございました。
全てWebで公開してる作品ではありますがBPはそのうち総集編をまとめます。
理由は私が欲しいから(笑)単純明快!
↑の描き納めイラストなんですが、正直描きたかったバルトとリルの姿というか関係性ばっちしで、これ総集編の表紙でいいのでは?と思いつつ、まだRegretの在庫もあるのでBPの総集編が出るのは1年後くらいかなーと考えてます。
私のことなので多分描き下ろしを入れたくなるのできっともう少しかかるかな…
わぁすごい私BPの話しかしてない 笑
今年の計画では今年はすでにイリアーズの年になってるはずだったんだけどなぁ…
そう思って、去年の描き納めもBPだったはずなんだけどなぁ…笑
まぁでも、とりあえずイリアーズもEp0は描けて、形にもできたので、来年こそはしっかりやってきますよ!!
2020年はコロナ渦でイベントも相次いで縮小、延期、中止。
雀の涙ほどの支援でも何かしたくて本を作ったり投資したりしてきました。
これまでの自分を形どってきたものを支えたいと感じたのと同時に、何を助けたいのか、何を支援したいのかって思えたことで、自分の人生にとって何が大事だったのかを気付かされる年でもありました。
やっぱり本を作るのが好きです。
原稿は本当に大変だけど、本を手に取った時の感動と、読み返した時の自分の作ったものを形として残せた実感が好きです。
描きたいものはたくさんあって、それをアウトプットできる体力と精神力と技術と、全部全部足りなくて、何度も筆を折りそうになるけど、やっぱり形にしたい。
残された時間は決して多くはないから、無駄にできないってわかってても描けない時がある。勿体ない。
マイペースで描きたい姿勢は崩さず、勿体ない時間を少しでも減らせたらいいな。
これは来年の抱負かなぁ。
毎回ブログをこうして長々と書くんだけど、結局最後は何が話したかったかよくわからないで終わるんですね 笑
2020年お疲れさまでした。ヤフブロ全盛期には及ばなくともすごく創作がんばった年だったな。
来年もよろしくお願いします!
---追記-----------------------------------------
描き納めイラストの話。
どこに書くかまよって追記にしました 笑
闇の中に光を持つバルトと、光の中で闇を抱えたリル
この関係性をずっと絵で表現したかったのが、ようやく、形にできた!っていう図になります。
「闇」を持ちながら「光」を抱く存在であるバルト…<光の盾に守られる【闇】>
「光」を持ちながら「闇」に喰われることを望むリル…<闇の刃に狙われる【光】>
本当は2人の内面をさらす「RegretDiceⅡ」の時に表紙として描きたかったテーマだったんですが、あの時にはこれが描けなかったんですよね。
本編の内容に思考がひっぱられてイメージがうまくまとまらなかった。
『BP』としてやりのこした時のひとつだったので描き切れてよかった!本当に!よかったよーー!! -
フィナ、海の女になる。※こちらの記事は「BP Regret diceⅠ」「Ⅱ」読了済みの方向けです。本編こちらからどうぞBP RegretDiceⅡにてひとり残されたフィナの話をちょこっと。
あの後からフィナは「悔恨の二十一囚(リグレット・ダイス)」の重要参考人として本部の監視下で拘留されます。
しばらく独特のペースで口は割りませんが、色々話をしていくうちに彼女がいう「人を幸せにする方法」のありかたを教えていけばもしかして、と思う人物が現れます。(感想いただいた中にもあったんですがまさにそうで、フィナはその「方法」が「薬」であるという固定概念の中で生きているので、それ以外に人を幸せにするものなど彼女自身には考えもつかないだけなのです)
それでなんやかんやあるのですが、捜査に多少協力的になったあと、最終的にはミーヤの元で預かられることになります。統治頭直々に面倒みることと、海の上であればそうそう危険な行動はできないというところもあり。フィナは言われた事はやるタイプなのと、ミーヤとした「約束」(最低限法律遵守のルールをかみくだいたもの)には従うことにしたので、特におかしな行動を起こすこともなく航海の日々を送り、その後は割とのびのびとPOLICEのお手伝い的なことをしながら過ごしていきます。やがて海賊船の討伐に参加した時に、人質になってた親子の感謝の笑顔に何かを感じるようになったりしたらいいなぁと。かわいさと、狂気さと、ちょっとかっこいい女の子になっていったりするのかもしれない。
ただしリルと同じく本質的な部分では変わらないので油断はできなくて、結構ミーヤがひやひやする場面もあったりなかったり。今後どんな事があってもフィナが今までの行いを反省することはないし、
できることはこれからの新しい彼女なりの「幸せ」を作っていくこと。
きっとその度にミーヤがぶつりながら正しさを説いていくんだろうなと思います。
フィナについては元々と生存ルートとビルバートたち共々最後に処刑されるルートがあって、基本ベースは処刑ルートで進んでました。分かれ目は完全にフィナが一人バルトの前に降りてきたあそこで、あのフィナの行動によってかなりその後の流れを作るのが楽になったんですよね。それ故のあのENDでした。べっ別にフィナかわいー!って言ってくれるフォロワさんの声をいくつか聞いたからじゃないですよ!違うんだからねっ!(ちょっとあるけど)(無駄ツンデレ)でも事実、あそこでフィナが下に降りてきたことで話が上手く進んだので、生きるべくしてそうなったんだなぁと思います。おかげでリルの見せ場も作れたし。この流れお気に入りなので何度も載せちゃうけど、
ほんとリルかっこよくキメてこんなん守られた女のときめいちゃうでしょって思うのにそこからのフィナ。まじでフィナだなぁ。ぶれない女ですよ…。
ある程度船の上でミーヤが手綱を握らなくてもいい段階まできたら、
別動隊と共闘することもあるのかもしれないですね。
(ただしきっと「わんこ」呼びは変わらない) -
あったかもしれない、あるかもしれない。BP本編もとりあえず区切れまして、
おかげさまでまた色々ネタをぽろぽろイメージする毎日です。本編描いてる時ってどうしても本編の枠内で考えてしまうことの方が多くて、他のことはあんまり広く考えないようにしてるんですよね。ので、本編から解放された最近は多方面の日常?イメージが捗っております(笑)
バルトが風邪ひく話とか、バルトとリルの研修期間の頃の話とか、ifヒルトゲイン兄弟のこととか、バルトとリルで温泉旅行にいく話とか(!?)ifヒルトゲイン兄弟。母の選択次第ではあったかもしれない兄弟像。ただしこの世界線ではバルトはPOLICEにならないし、一斉検挙時に監獄送りになって一族もろとも処刑される。ワンチャン監獄大崩壊時に脱走できるかもしれないけどバルトの人生…なんにせよ……ウン(ゴメン)ちなみにifバルトは多分兄とは呼ばず「なぁ、ビルバート」って呼ぶ(呼び捨て)もっと懐いたらビル兄とか言うのかな~
兄はまぁいい感じに面倒みてくれると思います。
なんだかんだリルや統治頭組にも面倒みられてるし、
実質一人っ子のくせに変に弟気質があるよなーバルト。危なっかしいだけかもだけど。
多分ないんですけど、再びBP本編を描く事があるとすると今度は海か空の話になると思います。その辺私も未開の地なので考えるの楽しい。空挺から飛び降りて敵の空挺に乗り込む2人とか。(闇と光の力でなんとかなってる)(割と怖い)
表向きただの大型客船だけどその実態は人身売買で真っ黒な船に潜入捜査したりする2人とか。リルはディーラーコスが似合いそう(お決まり)
バルトは神経質なので乗り物酔いするから海も空もできるだけ行きたくないんだろうなーという感じはある。眉間に眉を寄せてる表情しかうかばない。統治頭たちの人使いも荒いからね。がんばれ。あっだめこういう話をすると描きたくなってしまう。
やめろ!他に描くものがたくさんあるんだ…!!
今振り返るとBPももう少し読みやすいような色々な作り方あったなーと思うのですがそれに気づけた事も含め今の形で描けてよかったなーと思います。反省がすごく生まれた作品で、確実に力になったもの。
あと気づけた要因としてはTwitterで色んな創作漫画に触れたことですね。Twitterって自分以外の漫画描きさんの色んな拘りとか悩みとか思考錯誤をダイレクトに受けられて、
なるほどそういうところで悩んでるんだなぁとかそういう見方ができるんだなぁとかほんとすごく勉強になる。私の漫画も完全独学なので、ちょっとしたことでも気付けると嬉しい。
こんなにたくさん色んな事考えながら漫画を描くことになろうとは・・・
せっかくの創作世界、かっこよく描き上げたいよねー!
と思いながら、まだまだ頑張っていくのでした。 -
BP表紙まとめ
「BP」ラストの「RegretDiceⅡ」の表紙完成にあたり、歴代表紙を並べてみました!
なかなか壮観な気がする!またTwitterでもあげるね。
無印BPの初版が2018年8月、そこから2020年5月(予定)。
デジタル塗りにもだいぶ慣れて塗り方も変わってきたなーって自分では思ってたんですけどこうして並べてみるとそんなに変わってないな??単純にレイヤーが増えただけな気がしてきた。だめだね!なお精進。無駄なく表現できるようにしような。
あっでも漫画の中身は成長できてると思う…あのね…それはね…頑張ってる うん
締めの話ってまた大変だな~という感じです。
1冊目も50Pくらい、イリアーズの1話も60Pくらい、そして今回のBP最終章(?)もそれを超える70P近く…。
ボリュームがすごいというか、ただただ話まとめるのへたくそでは!?という気にすごくなっているのでいい加減漫画の教本を一冊くらい買おうと思います。
どうでもいいけどBP最終章って響きかっこいいですね。
そうそう一応最終章ですよね。終わり方としては完全に「俺たちの戦いはこれからだ!」的なあれなんですけど。(そんな風には終わらないんだけど)
ひと段落つけるにあたりバルトの出生の秘密?とかリルの本性的な部分に触れて、それに対するリグレットの動機部分なんかもちょっと掘ってくとあれよあれよという間にロングロング…
ま、おかげさまで描きたいシーンいっぱい描けてるのでしっかり満足して終わらせたいと思います!
Twitterで色々あげてるとブログ書く前に満足しちゃうよね…
なんか保管しないといけない絵がすごくたまっている気がする…
ブログの整理がずーっと止まってしまっていて;ω;
BPが全部終わったらやるぞー、とやってるうち、その肝心のBPがなかなか終わらず半年近くになろうとしています。時の流れがはやい!はやすぎる!
とりあえず今はやることやりきろうね。ヨシッ